
いよいよ国公立大学の二次試験が始まります。
そして3月には卒業し、春からは大学生活が始まりますね。
受験生全員の志望校合格を心より願っています!
そしてこの時期は、新受験生となる高校2年生からのお問い合わせを多くいただきます。
そこで、今回はこんな話をお伝えしたいと思います。
今から約30年前、私が高校を卒業する時、卒業文集が全員に渡されました。
クラスごと、部活ごと、いろいろな思い出の記載があり、最後のページには各先生方からの
お祝いのメッセージが書かれていました。
「高校卒業おめでとうございます。皆さんのこれからの人生が実り多いものになることを祈っています。」
「高校卒業おめでとうございます。皆さんと過ごした3年間は忘れません。貴重な時間を
一緒に過ごせて嬉しく思います。」
など、1名の先生を除いては、温かいメッセージを書いてくれていました。
ええ、その1名の先生は、当時の私としては、それはそれは衝撃的なメッセージでしたよ・・・
何を書いたかというと・・・
「理由や条件を口にする奴は、やる気がないだけだ」
です・・・。
「はあ!?卒業文集のメッセージって、お祝いの言葉を書くものじゃないのかぁ!?おめでとうの一言もないのか!?」
これが、この先生のメッセージを見た当時の私の感想です。
でも、20代後半から学習塾講師として従事し、今まで数千人の生徒を見てきた今なら言えることがあります。
それは、この言葉は本質を突いているということです。
「まだ部活が忙しいから・・・」
「模試や定期テストが近いから・・・」
気持ちは分かりますよ。でも、それって「自分自身だけに課せられた試練」ではないですよね?
厳しい言い方をすれば、本当に本気であれば、すぐに行動に移せるはずです。
ただし、受験を戦い抜くには精神力も非常に重要ですが、気合と根性だけで乗り切れるものではありません。
ですので、急ぎ行動に移さなければならない数字の根拠をお見せしますね。
≪大学入試までの正確な残り日数を計算する方法≫
2月末時点では、2026年1月の共通テストまでは約320日程度あります。
すると、大抵の受験生はこう考えるはずです。
「まだ1年ある」と。
いいえ、残念ながらその時間はありません。
ん?どういうこと??
大事なことなのでもう一度言いますね。
みなさんに残された時間は長くても8か月程度です!!
「嘘だ!そんな訳ないだろ!理由を教えてくれよ!」
はい、分かりました。では、紙とペンを用意してください。
・今日から来年1月の共通テストまで、残り320日だとします。
・①部活をやっている人は、大きな大会は残り何回ありますか?春休みに合宿はありますか?
⇒大会直前は部活に専念しますよね。その期間を約1週間と考えましょう。
・②文化祭準備がありますね?
⇒学校にもよりますが、短くても1週間、文化祭に力を入れる学校や、文化部の生徒は2~3週間は
勉強が出来なくなります。
・③定期テストの残り回数は何回ですか?
⇒4~5回はあるはずです。テスト前2週間は定期テストの勉強に専念しますよね?すると、
最大で5回×2週間=10週間は受験勉強が出来ない期間です。
それでは、計算してみましょう。心の準備はできましたか?
320日-(①7日+②14日+③70日)=229日 です。
なんと!229日=約7か月半!
はい、これが皆さんに残された「受験勉強のみに専念できる日」です!!
高校2年生の皆さん(もしくは保護者様)、これでもまだ「部活や学校が忙しい」を理由にしますか?
本当にそれでも大丈夫と言い切れますか?
1%でも合格可能性を引き上げたい「本気」の受験生は、ぜひ春日部校でお会いしましょう。
それでは、また。