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入試にも就職にも活かせるTOEICとは?内容とスコア対策について解説!

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入試にも就職にも活かせるTOEICとは?内容とスコア対策について解説!

入試にも就職にも活かせるTOEICとは?内容とスコア対策について解説!

TOEICは、160カ国で実施されている世界共通の基準テストで、ビジネスシーンでの英語が中心となっています。高スコアの獲得は就職や転職活動に有利となりますが、入試制度の中でTOEICを活用している国内大学も多いです。
そこで今回は、TOEICの内容や高スコアを獲得するための対策についてご紹介しますので、是非参考にしてみてください。






1. TOEICとは?

適切な対策をとるためには、まず、TOEICについて概要を知っておきましょう。


1-1. TOEICの概要

TOEICは、英検のように設定されたレベルに到達しているかどうかを合否で判定されるものではなく、スコアによって英語力を測るテストです。そのため、英検のように級別に難易度の異なるテストを受けるのではなく、受験者はレベル問わず全員が同じテストを受けることになります。英検と比較すると、ビジネスの場面で使う英語を中心に構成されているという特徴があります。
日本でTOEICといえば、『TOEIC Listening & Reading Test』のことを指し、リスニングとリーディングの2技能で測定されます。マークシート形式で出題され、スコアはそれぞれ495点で、合計10~990点で示されます。
実はTOEICにもライティングとスピーキングの技能を測るためのテストがあります。話す・書く力を測る『TOEIC Speaking & Writing Tests』と、話す力だけを測る『TOEIC Speaking Test』の2種類で、『Speaking & Writing Tests』では各テスト0~200点で、『TOEIC Speaking Test』では、0~200点で評価されます。こちらは、ライティングが記述式で、スピーキングは録音式のテストです。リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4技能の合計の点数を、入試制度の中で求める大学もあります。



1-2. 目標とするスコアの目安レベル

はじめから満点を目指すのは現実的ではありません。自分のレベルに合わせて目標のスコアを設定し、そこに向けた対策をとる必要があります。志望校が決まっている場合は、その大学で設定されているスコアを目指すことになります。
スコアを何点とれば、どれくらいのレベルに到達できるのかについてご紹介しますので、自分が目指したいレベルに合わせた目標スコアの設定や、設定されているスコアのレベル感の確認をするための参考にしてください。


1-2-1. 500点~599点

英語初心者がまず目指したいのが、500点以上です。英検でいうと2級程度です。一部の会社ではTOEIC500点以上から評価対象としているところもあります。大学の推薦入試などでも、550点以上を条件としているところは多いです。
英会話のレベルとしては単語を使った意思疎通といったレベルですが、英語の基本は理解できているといえるでしょう。読み書きについても、不十分な部分がまだ多いレベルです。


1-2-2. 600点~695点

600点を超えると履歴書などにも書いてアピールできるレベルに到達しているといえます。英語力をアピールしたいのであれば、最低限600点以上を目指しましょう。英検でいうと2級の上位程度です。TOEIC受験者の平均点は、600点前後となっています。
基礎力と一部の応用力が身についている状態です。長文の聞き取りや読解もある程度可能で、大枠の意味を把握できるレベルです。
非ネイティブの人とであれば、文法を間違うことはあるものの、英語でのコミュニケーションを行えるようになります。上場企業の一般社員に求められるのも600点以上で、航空会社や旅行会社などで問われる語学力の最低ラインも、600点以上となります。


1-2-3. 700点~795点

TOEIC高得点といわれ、海外部門などで英語を使った仕事をする場合に求められるラインが、この700点以上です。英検でいうと2級の上位~準1級程度です。難易度の高い長文読解力が身についており、ビジネスにおける英文でのメールや社内文書の理解も可能です。日常会話には問題はありませんが、ビジネス上のやり取りを英語で行うのはまだ難しいレベルです。


1-2-4. 800点~895点

外資系企業や、社内公用語を英語にしている企業などでは、この800点が一つのラインになります。英検でいうと準1級上位程度です。短文も長文も細部まで聞き取ることができ、ビジネス上のコミュニケーションも問題なくできるレベルです。


1-2-5. 900点~990点

900点以上となると、上位4%程度に入ります。英検でいうと1級程度です。高度な英文も理解することができ、自分の意見や思いも不自由なく表現することができます。相手と議論をしたり、説得したりするような場面でもスムーズにコミュニケーションが図れるレベルです。



1-3. 試験の実施時期

毎月1~2回、合計18回開催されます。



2. TOEICのスコアアップ対策

TOEICにも「リスニング・リーディング・ライティング・スピーキング」の4つの技能を測定するテストがありますが、一般的に活用されることが多いのは「リスニング・リーディング」の2技能を測るTOEIC Listening & Reading Test』ですので、今回の記事ではこの対策についてご紹介していきます。


2-1. TOEICの基本対策


2-1-1. 過去問を解いて実力を知る

まずは公式の過去問題集を本番と同じ制限時間で解き、換算表でスコアをチェックしてみましょう。現在の自分は何点取れるのか、その実力を確認することで、目標までの距離が明確になります。その距離に応じて、勉強時間や勉強内容など、計画を立てましょう。


2-1-2. 過去問を繰り返し解く

TOIECの出題傾向は基本的に変わりません。問題に慣れるためには、過去問を何度も解いてみるという対策が有効です。時間を計りながら解き進めて、時間配分もうまくできるようにしましょう。リスニングは約45分間、リーディングは約75分間です。
リスニングでは、写真描写問題6問、応答問題25問、会話問題39問、説明文問題30問、リーディングでは、短文の穴埋め問題30問、長文穴埋め問題16問、文章問題54問が出題されます。


2-1-3. 語彙力を伸ばす(単語・熟語を覚える)

TOEICは英語初心者も上級者も、全て同じ問題を解くことになりますので、難易度の高い単語も多数出てきます。文法が理解できていて、速読ができたとしても、語彙力がなければ正しい答えを導くことができません。逆に言えば、文法に多少の不安があったとしても、語彙力を伸ばすことができれば、単語を軸として文章の内容をある程度推測することができるので、スコアアップが期待できるのです。
TOEICのスコアアップを目指すのであれば、TOEIC頻出単語を集めた単語帳を使って覚えていくのが最も効率的です。単語を丸暗記するのではなく、例文に注目し、例文を理解した上で覚えていくと、具体的な使い方やニュアンスの違いも身に付けることができます。例文に出てきた新しい単語も合わせて覚えていくと、自然と語彙力も伸びていきます。『TOEIC Listening & Reading Test』では、スペルを問う問題や、英訳する問題は出題されませんので、最優先で覚えるべきなのは日本語の意味(和訳)です。スペルや英訳も覚えるに越したことはありませんが、短期間でTOEICのスコアアップを目指すのであれば、最優先で英単語の和約を覚えるようにしましょう。和訳の次に重要なのが発音です。単語の意味を知っていても、正しい発音を知らなければ、リスニングの際に理解することができません。必ず正しい発音を一緒に覚えておくようにしましょう。


2-1-4. 音声を活用して勉強する

声に出して読んだり、音源を再生して単語や例文を聞いたりすることで、目だけでなく耳からも英語を学ぶことができるので効率的です。目で見て英文を訳すという勉強をしていると、リーディングスキルは伸ばせますが、リスニング力が伸びていきません。同じ和訳をするにしても、目と耳を使うことでリーディング力とリスニング力を同時に鍛えることができます。


2-1-5. 回答の選択肢(マーク)は必ず全てうめる

TOEICはマーク式なので、わからない、自信がない問題であっても、必ずどこかにマークをして、回答の選択肢は全て埋めるようにしましょう。ブランクであれば絶対に点は入りませんが、マークをしていれば正解できる可能性は残ります。



2-2. リスニングの対策

TOEICでは、リスニングの平均点が330点前後、リーディングの平均点が280点前後となっており、リスニングの方が平均点は高いです。得手不得手はありますが、基本的にリスニングの方が点数を伸ばしやすいといえます。
リスニングの中でも、パート1の写真描写問題は点を取りやすいです。ここを落とさずにしっかり点数を獲得できるようにしましょう。1枚の写真に関する4つの短文が流れるので、その中から最も写真を説明する内容にあったものを選択します。短文ですし、会話のようにテンポも速くありません。語彙力を高めることが、この問題を解く一番の近道といえます。
パート2は、1つの質問に対して3つの答えが流れ、その中でもっとも合った答えを選びます。まずは何を聞かれているのかをつかむ必要があるので、疑問詞を聞き取ることを意識しましょう。疑問詞とは、5W1HといわれるWhat、Where、When、Who、Howのことで、文頭に来ることが多いです。気を抜かず、放送が流れる前から集中して聞き取るように意識しましょう。
パート3は会話問題となっており、複数人が登場し展開が早めなので、聞き取るのが難しく感じる方が多いです。過去問の音声を何でも聞いてみるのももちろん有効ですが、字幕なしの海外ドラマや映画などを見て、ネイティブの会話に耳を慣れさせるのも一つの方法です。パート3に限ったことではありませんが、リスニング力を高めるには、シャドーイングが効果的です。シャドーイングとは、英文の音源を流して、その音の影のように重ねて発話をするトレーニングで、英語特有の発音や抑揚に耳を慣らすことでリスニング力が高められるのです。シャドーイングは、何度も同じ文章で繰り返した方が効果的ですよ。
パート4は説明文問題です。集中力が途切れてきたこのタイミングで長めの文章を聞き取ることになりますが、これを乗り越えたらリスニングは終了です。とにかく集中力を持続させることを意識しましょう。問題用紙にある4つの回答から答えを選ぶので、時間の許す範囲で回答の選択肢に先に目を通しておくと、聞き取りやすくなります。ただし、ひっかけるための選択肢もありますので、間違った回答に引っ張られないように注意しましょう。



2-3. リーディングの対策

リーディングは、語彙力の強化がスコアアップの最大のポイントとなります。目指すTOEICスコアに合わせた単語帳を購入し、コツコツ覚えていきましょう。また、TOEICは英検と比較して文章量が多いので、最後まで解ききれないという方も少なくありません。早く解答できるようになるためには、できるだけたくさんの英文を読んで速読力も鍛えましょう。
リーディングの初めの問題(パート5)は、短文穴埋め問題で、文法の理解が必要です。文法の基本をしっかり身に付けられるように、文法の問題集も準備するのがオススメです。この後に続く長文問題に時間がかかりますので、パート5はテンポよく解くのがポイントです。わからないところに悩み過ぎず、とりあえずマークをしたうえで、悩んだことがわかる印をどこかに入れておきましょう。そうすれば、時間が余ったときに見直すことができます。
最後のパート6は長文読解です。幅広い語彙力、基本的な文法力をつけていれば、ある程度長文の意味は理解できます。やはり、まずは語彙力の強化に一番力を入れることが必要です。英語の意味はある程度理解できるのに、正しい選択を選べないという場合は、国語力を高めなければなりません。英文で繰り返し練習しても良いですが、まずは国語の長文読解問題を解いて、読解力を高めるというのも一つの方法ですよ。



3. まとめ

TOEICでは、英語レベルに関わらず共通のテストを受けること、ビジネス寄りの内容となっていることなどもあり、テストが難しいと感じる方も多いでしょう。まずはTOEICに特化した単語を覚えて語彙力を伸ばすことがポイントです。
高いスコアを目指すのであれば、時間をしっかり確保し、質の高い勉強をする必要があります。単に英語を学習するのではなく、TOEIC対策として学ぶことで、より効率的にスコアアップを目指せるでしょう。参考書に向き合うだけではなく、塾でTOEICに特化した勉強を教えてもらうことなども検討してみてくださいね

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