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【高校入試】一般入試と推薦入試の仕組みを徹底解説

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【高校入試】一般入試と推薦入試の仕組みを徹底解説

【高校入試】一般入試と推薦入試の仕組みを徹底解説

高校入試には、大きく分けて一般入試と推薦入試があります。高校入試は都道府県ごとに制度が異なり、入試方式も様々です。自分の住んでいる地域ではどんな試験で高校に入学できるのか、より具体的な情報を収集することが大切です。ここでは高校入試全体の仕組みを理解しましょう。






1. 高校入試の仕組みを理解するために知っておきたい「内申書」

高校入試の仕組みを理解するにあたり知っておきたい用語に「内申書」があります。
この章では「内申書」と「内申点」の内容についてご紹介します。



1-1. 『内申書(調査書)

内申書(調査書)とは、先生が作成して高校に提出する中学時代の情報をまとめた書類のことです。
内申書には以下のような内容が記載されます。

・副教科を含む各教科の成績
・出席、欠席日数
・学級、生徒会委員の担当経験
・部活動、学校内外での活動実績
・学校行事の活動状況
・ボランティアなどの課外活動状況



1-2. 内申点

内申書の中でも重要となるのが内申点です。
内申点とは、内申書に記載される成績のことです。
都道府県によって内申点の計算方法は異なり、英語・数学・国語・理科・社会の5教科だけでなく音楽、体育、家庭科・技術、美術の実技4教科も含めて計算されます。地域によっては高校毎に配点を変えている場合もあるため、自分が受験する高校はどのような配点になっているか事前に調べておくことをおススメします。




2. 一般入試の仕組み

2-1. 試験内容

一般入試では、学力試験が行われます。公立高校では5教科(英語・数学・国語・理科・社会)、私立高校では3教科(英語・数学・国語)が一般的です。学科・コースによっては、一般入試でも面接や実技検査が行われることもあります。出題範囲は、基本的には中学校で学ぶ内容ですが、難関私立高校では高校レベルの問題が出される場合もあります。
中学校で習う問題ならば、学校の授業を聞いて定期テストを頑張っていたら大丈夫と思うかもしれませんが、それだけでは不十分です。教科書で学ぶ内容を理解していることを前提とした応用問題が出題されるからです。同じ公立高校でも、難関公立高校では他の高校の受験生とは別の問題が用意されているケースもあり、これらの問題はかなり難しくなっています。
教科書の内容をしっかり理解した上で、より高いレベルの高校を目指す人は応用問題への対策も早期から始めていきましょう。

一般入試といっても、公立高校では学力試験だけで合否が決まるケースばかりではなく、中学の内申点(内申書)も合わせて評価されるケースが多いです。内申点の対象となる期間は3年間全てのところもあれば、中学3年生以降だけというところもあります。また、内申点がどれくらいの割合で合否に影響するかというのも、都道府県によって異なります。多いところで50%が内申点で評価されますので、早いうちからの対策が必須といえます。私立高校の場合でも内申点が関係するケースはありますが、割合は少ないか、ほとんど関係ないという場合が多いです。いずれにせよ、お住まいの都道府県や私立の志望校がどれくらい内申点を重視しているか早いうちに確認しておきましょう。



2-1-1. 一般入試における「併願」

私立高校は、公立高校との併願で受験する場合が多いです。そのため、公立高校が不合格となった場合、私立高校が定めた基準をクリアしていれば優遇が受けられる制度を導入しているところもあります。入学試験の結果に内申点を加点してもらうことで、ほぼ合格が確約されている状態となります。併願確約、併願優遇といった名称で呼ばれています。
中学校の先生と私立高校がこの制度を利用するかどうかの話し合いをすることになりますので、まずは中学校の先生に制度について確認してみてください。

複数の私立高校を受ける場合には、第一志望優遇制度を利用できる場合もあります。合格したら入学することを前提としている場合、入試得点に加点などを受けられます。




2-2. 入試時期

・公立高校
出願:1月下旬~2月上旬頃
入試:2月上旬~3月上旬頃

・私立高校
出願:1月上旬~1月下旬頃
入試:1月下旬~2月下旬頃
※私立高校の場合、出願時期が12月のケースもあります。

出しそびれたということがないように、よく確認しておきましょう。




3. 推薦入試の仕組み

3-1. 試験内容

一般入試のような学力試験がなく、内申書(調査書)に加え、入試当日の面接や作文・小論文、集団討論などの結果によって合否を判定する入試方式です。一部の私立高校では、一般入試のような学力試験が実施されるケースもあります。
推薦入試は、「前期選抜」「特色選抜」など、様々な名称で呼ばれています。すべての都道府県や私立高校で推薦入試を実施しているわけではありません。特に公立高校では、推薦入試を行わないところが増えてきています。

一般的に高校の推薦入試というと、学校長の推薦が必要な学校長推薦を指すことが多いです。「一般推薦」のほかに、「特別推薦」や「自己推薦型入試」などがあります。
「特別推薦」では特定の科目、音楽などの文化活動、スポーツ種目等で優秀な成績をおさめた生徒が対象となり、大会出場記録や成績、コンクールでの入賞歴などが出願条件となります。実技試験が行われる場合も多いです。スポーツでの推薦の場合、スポーツ推薦と呼ばれ、その中でもスカウト型や選抜型、自己推薦型の3種類があります。
「自己推薦型入試」は学校長の推薦なしで出願する方法です。学校からの内申書がないので、自分だけの力で自らをアピールしなければなりません。そのため、一般推薦よりも合格難易度がかなり高くなります。。


3-1-1. 私立高校の推薦入試における「専願(単願)」と「併願」

私立高校の推薦入試において押さえておかなければならないのが、「専願(単願)」と「併願」です。


・「専願(単願)」

合格した場合は、必ずその学校に入学することを条件に、高校側が設定した基準を満たしていれば、入試相談を経て出願をする形式です。出願許可が出た場合、合格の可能性は非常に高いですが、有名校・難関校の場合は不合格となる可能性があります。
専願で出願した場合は、合格後に公立高校を受けたいと思ってもそれはできませんので注意しましょう。

・「併願」
「専願(単願)」と同様に、高校側が設定した基準を満たしていれば、入試相談を経て出願をする形式ですが、「併願」では私立も公立も含めて他の学校を受験することができます。公立高校を第一志望校としている場合、私立高校を併願校として受験するパターンが多いです。



3-2. 入試時期

一般入試より、基本的に早い時期に行われます。


・公立高校
出願:1月上旬~1月下旬頃
入試:1月下旬~2月上旬頃

・私立高校
出願:1月上旬~1月下旬頃
入試:1月上旬~2月上旬頃
※私立高校の場合、出願時期が12月のケースもあります。

出しそびれたということがないように、よく確認しておきましょう。




4. 一般入試・推薦入試の検討方法

一般入試と推薦入試で、どちらを受けた方が合格しやすいかは人によって異なります。
推薦入試の後に一般入試を受けることはもちろんできますが、対策が異なります。
どちらを優先してチャレンジするのかを検討する際のポイントをご紹介します。



4-1. まずはルールや条件の確認をする

一般入試でも推薦入試でも、都道府県や各私立高校によって、ルールや条件が異なっています。内申点はどのように計算されるのか?どの期間が記載されるのか?どれくらいの割合で合否に影響するのか?その他出願に必要な条件はないのか?など、細かく確認するようにしましょう。そこがわかって初めて、自分にとってどの方式が合格しやすいのかが検討できます。



4-2. 学校の成績を把握する

内申書で最も影響が大きいのが内申点です。内申点は、日々の学校の成績をもとにして決まります。実技教科も含めて学校の成績が良い場合は、内申書を重視してくれる推薦入試に優先的にチャレンジすることを検討しましょう。


4-3. どの試験内容が得意かを確認する

推薦入試の方が試験対策は楽じゃないかと思うかもしれませんが、それは何が得意かによって異なります。勉強は苦手だけれどもコミュニケーションが得意という方であれば、面接や集団討議でチャレンジできる推薦入試がオススメですし、数学は不得意だけれども作文や小論文は得意という方は、作文や小論文でチャレンジできる推薦入試がオススメです。逆に、コミュニケーションや文章化することは苦手で、他の勉強が得意、自信があるという方であれば、一般入試に絞って対策をする方が良い場合もあります。

 

4-4. 気持ちの切り替えができるかどうか考える

推薦入試を採用している学校であれば、推薦入試からトライすることで、仮に不合格になってももう一度一般入試でトライできるのでメリットが大きいと考えるかもしれません。しかし、気持ちの切り替えができないと、デメリットになる可能性もあるのです。
高校入試の場合、推薦入試から一般入試まで期間はあまりありません。そのため、推薦入試で不合格になってしまって落ち込んでしまい、そのままの気持ちで一般入試にトライすると本来の力を発揮できない可能性があります。気持ちの切り替えが苦手だと考える場合は、一般入試に絞って対策をした方が良いかもしれません。



5. まとめ

一般入試にしても、推薦入試にしても、詳細は都道府県や各私立高校によって異なっています。まずはお住まいの都道府県や希望する学校のルールや条件を確認しましょう。
試験内容が異なれば、当然対策も異なります。基本的な勉強をしておくことは、高校に入った後の勉強がスムーズに進むようにするためにも必須ですが、推薦入試を受けたいと考えるのであれば、日々の学校の成績をしっかりととっておくことに加え、試験項目に合わせた対策をしっかりと行うようにしましょう。面接や小論文など、推薦入試の試験項目の対策についてもプロのサポートが頼りになります。学校や塾の先生にも相談してみてくださいね。

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